【ビジネス】現金、小切手、手形。よく聞くけど、結局どう違う??

お金

皆さん、こんにちは!大人ゼミな~る「ビジネス」担当の元Mr.サラリーマン講師疾風ジンライです♪今日は意外と知らないというテーマなのですが、ビジネス上の支払いなどで、「小切手」「手形」という内容を良く聞くと思います。

本日は、この小切手や手形の違いからその他、ビジネス上での支払に関する情報などを勉強しましょう♪一度わかってしまうと非常に簡単で、一生使える知識になるので本日はとても役に立つ授業かと思います!

【目次】

1、小切手と手形

2、小切手の特徴

3、手形の特徴

4、まとめ

<小切手と手形>

現金での支払いの代わりに、小切手/手形専用用紙に自身の名前(お金を渡す側)と金額などの項目を記載して取引の相手方に渡すします。これが小切手と手形の使い方になります。これを「振出」と言い、振出側を「振出人」と言います。小切手と手形は、振出など多くの点で共通していますが、違いもいくつかあります。最も大きな違いが、小切手は、受取った人がすぐにそれを現金化することができるのに対し、手形の場合は、原則として支払期日にならないと現金化することができないという点です。

手形と小切手は、用紙に金額、日付等の必要事項を記入し相手に渡し、支払いをするという点では共通していますが、大きな違いがあります。次に小切手/手形それぞれの特徴について説明します。

<小切手の特徴>

小切手自体は単なる紙切れです。それなのに、どうして記載された金額の価値を持つのでしょうか。ポイントは、小切手の振出人が自分の取引銀行においている当座預金にあります。つまり、小切手は、当座預金残高をもとに振り出され、最終的にはその預金をもとにして現金化されるので、記載金額の価値が生じるのです。また、受取人側は、現金を受取るために、その小切手を支払場所に見せて支払を請求する必要があります。これを「支払のための呈示」といいます。そして、この呈示に基づいて振出人が当座預金口座から支払うことにより、小切手の決済は完了します。

小切手を受け取った場合は、小切手を換金する為に支払銀行に持って行き、小切手を見せ支払請求することで現金化できます。また、記載の支払銀行に持って行かなくても、自分の取引銀行に依頼して取立委任することで、後日、口座に小切手分の金額が振り込まれます。なお、小切手を換金できる期間は、振出日の翌日から数えて10日目までです。

<手形の特徴>

手形(約束手形)も、それ自体は紙切れです。それなのに、記載された金額の価値を持つ理由は、小切手と同じで、振出人が最終的に当座預金から記載された額を支払うからです。ただ、小切手と違う点は、小切手は当座預金残高があることを前提に振り出されるのに対し、手形は、当座預金残高がなくても振り出すことができるという点です。今はお金がないけれども、何か月後にはお金が入るという場合に、その何か月後を支払期日とて振り出すことができるのが手形です。その手形が現金化される仕組みは小切手の場合と同じになります。

手形は、お金を回収するためには支払期日になるまで待たねばなりません。しかし、期日前に回収することも可能です。「手形の割引」という仕組みを使って金融機関で手形を買い取ってもらうことができます。その場合、支払期日までの利子分を手形の表示金額から引かれた額が支払われます。なお、手形の割引は、金融機関にとっては融資の一形態であるため、取引時には必要書類を提出した上で審査が行われるため、初回の申込時には最低でも1週間~10日ぐらいの日にちがかかると考えておく方がよいでしょう。

<まとめ>

使い方は同じでも、支払い時の条件や方法の違いがありましたね。小切手や手形を使い慣れている方には簡単なことなのですが、普段あまり使っていない人には縁のないものかもしれません。細かいことや追加の補足などを含めるともっと違いはあるのですが、今回は基本中の基本でしたので、機会があれば応用編なども公開していきたいと思います。

大人ゼミな~る ビジネス講師 疾風ジンライ

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