【漢字・生物】俺の名は・・・カラス

国語

どうもこんにちは、学長の爆弾カラスです♪

今日は「漢字」+「ヒトネタ」的な話になります。雑学や小ネタ程度にお聞き頂き、どこかで使ってみてください♪題名にも記載した通り、私の名前にも入っております「カラス」についてです。

【目次】

・”カラス”の漢字の種類とその由来

・”カラス”の種類

・”カラス”の凄さ

”カラス”の漢字の種類とその由来

街中でもどこでも見ますよね~↑カラスさん。

最近ではNHKでの岡村さんの番組「チコちゃんに叱られる」でも登場する”キョエちゃん”というキャラクターはカラスで、小さい子から大人にまで人気です。あと、私個人的なカラスとの付き合いとして、ゴルフ場でよく会います(笑)。スイングする為に集中している時に「か~か~か~」と鳴いてくれて、応援してくれてます・・・。時にはプレー中、移動に使うカートに乗って、荷物を物色しています・・・。

そんなカラスさん、実はいくつもの漢字がございます。

(音:ア 訓:からす 画数:15 漢字検定1級 部首:鳥)

(音:ウ、オ 訓:からす・くろい・いずくんぞ・なんぞ 画数:10 漢字検定準1級 部首:灬)

(音:ア 訓:からす 画数:19 漢字検定不明 部首:鳥)

(音:ガ 訓:みやび、つね、からす 画数:13 漢字検定4級 部首:隹)

「鴉」は”黒い色のたとえ”としてもこの漢字が使われます。また「ア(牙(ガ))」の音はカラスの鳴き声を表すので、この漢字になっています。(参考:ちなみに「鳩(ハト)」は”く~”と鳴くので九に鳥で鳩です。)「クチバシが牙(キバ)のように鋭いの鳥」ということで、こういった作りになっています。

「烏」は、カラス科の鳥の総称で使われ、黒いという意味も当然ございます。また「ああ。。。」などの感嘆・嘆息の声として「烏乎(アア)」などに使われたりもします。また「日」「太陽」といった意味も持ちます。(参考:この漢字・・・よく見てください!「鳥(とり)」ではないですよ!カラスは全身真っ黒で目がどこにあるかわからないことから、「鳥」の字の目の部分の一画を外して「烏」とした。また日と太陽に関しては月にはウサギが、太陽にはカラスがいるという伝説による。)

「鵶」は「鴉」とほぼ同じ意味と成り立ちらしいですが、カラスさんの鳴き声が「ア~ア~」と聞こえることもあり、「亜(ア)」+「鳥」でカラスになったようです。

「雅」も「鴉」とほぼ同じ意味と成り立ちらしいです。しかし違う部分としては部首である「隹」。この読み方は”ふるとり”と言い、もともと鳥の象形文字であります。(参考:この「隹(ふるとり)」を使った鳥の漢字は多数あります。⇒「雛(ひな)」「雀(すずめ)」「隼(はやぶさ)」などなど)

”カラス”の種類

一概に”カラス”といっても、日本にはいくつかの種類のカラスがいます。知ってました?みんな同じに見えますよね?笑

日本にいるカラスは全部で7種類とされています(私を含めると8種類・・・鳥人ですが・・・)。

よく見るのは、真っ黒い体と大きなクチバシの「ハシブトガラス」「ハシボソガラス」が有名です。
どちらも分類学上はスズメ目カラス科カラス属になります。このカラス属では他にも「コクマルガラス」「ミヤマガラス」「ワタリガラス」といった仲間がいます。他にもホシガラス属「ホシガラス」とカササギ属「カチガラス(カササギ)」を加えた計7種のカラスが日本に生息しているカラスの種類となります。(ちなみに、どの”カラス”も名称は全て「~ガラス」と濁点をつけるのが正式名称)。

ハシブトガラスの特徴

・生息地:小笠原諸島をのぞく日本全国の市街地や山地
・全長:約56cm
・翼開長:約100cm
・体重:約500~900g
・性格:好奇心が強い、環境によって攻撃的
・鳴き声:顔を突き出し「カァーカァー」
・見分け方:くちばしが太く、上部がアーチ状/頭部が逆毛で立っている/あまり歩かず、ピョンピョン跳ねるように移動する
・羽毛:羽の内部も黒っぽく瑠璃色

ハシボソガラスの特徴

・生息地:田畑や農耕地
・全長:約50cm
・翼開長:約100cm
・体重:約400~700 g
・性格:慎重
・鳴き声:「ガーッガーッ」
・見分け方:くちばしが細い/足を交互に出して歩く
・羽毛:羽の内部が白く背中に鱗模様

コクマルガラスの特徴

・生息地:九州地方(冬季のみ)
・全長:約30〜33cm
・体重:約180〜250g
・性格:慎重
・鳴き声:「キュウキュウ」
・見分け方:くちばしがとても小さい。
・羽毛:淡色型も黒色型も共通して側頭部に灰色の羽毛が混じる。

ミヤマガラスの特徴

・生息地:森林や農耕地
・全長:約44〜47cm
・翼開長:約90cm
・体重:約280〜350g
・性格:おおらか
・鳴き声:「ガァーガァー」
・見分け方:群れで飛行・成長になるとくちばしの皮膚が剥き出しになり白く見える

ワタリガラスの特徴

・生息地:北海道(冬季のみ)
・全長:約60〜65cm
・翼開長:約100~150cm
・体重:約1000〜1300g
・性格:好奇心が強い
・鳴き声:「カポポッカポポッ」
・見分け方:ハシブトガラスに似ている

ホシガラスの特徴

・生息地:針葉樹の豊富な山岳地帯
・全長:約35cm
・体重:約250〜300g
・性格:慎重
・鳴き声:「ガーッガーッ」
・見分け方:茶色い地色に白い斑点模様

カチガラスの特徴

・生息地:九州地方
・全長:約45cm
・体重:約300〜350g
・性格:気性が荒い
・鳴き声:「カシャカシャ」
・見分け方:白黒のカラー、長い尾羽

”カラス”の凄さ

”カラス”は動物の中でも非常に頭が良いことも知られています。人間の生活にさまざまな被害が生じてしまうのもカラスが賢いからこそ起こってしまう問題のようです。

① モノマネのスペシャリスト
九官鳥やオウム、インコなどは人の声をマネする事で有名ですが、カラスも実は九官鳥以上に上手に人間の言葉を真似できるようになります。また、人間の言葉も犬と同レベル程度には理解ができるらいしいです・・・

② 長寿
カラスの寿命は10年~30年程度らしいですが、野生よりも人間が飼うことで特に長生きになるようで、30年を超えるケースもあるらしいです。犬や猫とよりも遥かに長生きですね・・・

③ 食事の知恵
木の実や貝を高いところから落として割って中身を食べたり、道路に置き自動車にひかせてから中身を食べることができます。車が通りコース、タイヤがちょうどにくる場所などを把握している”カラス”もいるようです・・・

④ 喉が渇いても楽勝!?
なんと、人間が水道を出す映像を見て”カラス”自身も蛇口をひねって水を出せるそうです・・・

⑤ 道具も使える
木の穴に潜む虫などを食べるためにクチバシに木の棒などを咥えてほじくり出したりするそうです・・・

⑥ 教育ママならぬ・・・教育カラス!
自分が経験した事、危険な目に合った事、エサの場所や取り方/食べ方などを子供に教育して教えることが出来るそうです。なので、”カラス”も徐々に頭が良くなっていったのかもしれませんね・・・

⑦ 【稀なパターンですが】お金を使う
賽銭箱などから小銭を取り出して、自動販売機で鳩のエサなどを自分で買って食べる”カラス”もいたそうです。ヒトが鳩のエサを購入している姿を見て勉強したんでしょうね・・・

⑧ 実はチンパンジーよりも賢い!?
カラスの脳の大きさはチンパンジーの5%しかないですが、同じぐらいの知能を持つとされています。上記記載の特徴も確かにチンパンジーが出来る事と同じような気もしますし、小さな脳なのに凄いですね・・・

⑨ 数字まで認識!?
世の中の研究結果には、”カラス”を教育して「6」までは覚えることが出来たそうです・・・

⑩ お葬式をする
”カラス”は仲間のカラスが亡くなった時、そこに集まることがあるそうです。その時になぜ死んだのか、どうやって死んだのか、何が危険なのかなどの情報を死んだカラスから得ている可能性もあります。死んだ仲間のカラスに集まる様子が、悲しんでお葬式をしているように見えるとのことです・・・

⑪ 遊び上手
道具や公園の遊具、水や雪などの自然を利用して遊ぶことが出来るそうです。かわいいですね・・・

⑫ 将来は優秀なペット??
ヒトがエサを与えたり、害を加えない、危険じゃないと判断するとヒトに懐くそうです。肩に乗ってきたり、近づいてきたり、付いてきたりするそうです。かわいいですね・・・

⑬ 鶴ならぬ・・・カラスの恩返し!?
世界ではこんな話も。ある時、ずっとエサを与えていた”カラス”が、綺麗な石やキラキラしたモノを持ってくるようになったらしいです。これはエサを与えていた人が宝石が好きだったり、輝いているものを見たときに笑顔や嬉しい表情をしていた事を覚えていて、「お礼」なのか、そうするようになったようです。すごい・・・

⑭  食べてもおいしい!?
害鳥とされている”カラス”を有効活用しようと試みがあるそうで、料理研究家が”カラス”を調理して美味しく頂けるかを模索しているそうです。肉食のハシブトガラスはかなり臭みが強くてマズいそうですが、草食のハシボソガラスはまるで鶏肉や鯨肉のような味がするうえにクセも少なく、安全面の問題がないどころか鶏肉よりも鉄分が高いとされているのです。以前、石原慎太郎さんカラスの美味しさを絶賛されていたそうです・・・

最後に

もともとは”カラス”の「漢字」として、国語の授業として実施しようと思っておりましたが、なんだか「生物(理科)」の授業の方にまで足を伸ばしてしまった気もします(笑)。どうですか?面白かったと思いませんか?カラスさん。

今回の授業の内容を読んでいただけると、街中にいるカラスや近所で迷惑がられているカラスに対しても少し、見る目が変わってくるのではないでしょうか?今度、近くでカラスを見かけたときに、少し観察してみてもらえると嬉しいです。私もカラスの名だけに、仲間たちに興味を持ってくれると嬉しく思います。では、また次回の授業でお会いしましょう♪

大人ゼミな~る 学長 爆弾カラス

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